診療心理士になるためには

臨床心理士になる、その資格を取得するためには、条件があります。
一つは財団法人臨床心理士資格認定協会の認定を受けた大学院で臨床心理士養成に関する博士前期課程を修了するという条件です。
こうした認定を受けた大学のことを指定大学院といいます。

指定大学院は1種、2種と2つあり、2種は終了後、直ぐに臨床心理士の資格試験を受験できます。
2種は学校終了後、1年間実務経験を経て資格試験を受験できます。

こうした臨床心理士になるための指定大学院は、現在増加傾向にあり、また臨床医心理士になりたいと考える人材も非常に多くなっています。
しかし臨床心理士の指定大学院は募集人員がどこも少ないという傾向にあるため、倍率が高くなり、なかなかその道が開かれません。
計画的にしっかりと臨床心理士になるための学習を行っていくことが必要でしょう。

臨床心理になるための試験、日程等

通常、臨床心理士の試験は、大学院により秋に1回、春に2回の試験が実施されています。
この試験をめざし多くの学生、一般の方々が勉強を行っています。
入学時期4月となるため、この試験を目標にしっかり勉強をしていきましょう。

臨床心理士の指定大学人の入学試験に関しては、英語、専門科目の筆記、さらに研究計画書があります。
この研究計画書は事前に提出するもので、この研究計画書に基づき、面接を行う大学院が多くなっています。

何れも難しい問題となっていますが、曲者といわれるのが、英語です。
英語は輪唱や認知といった心理学に関する問題が英文で出題されます。
そのため、ある程度の英語力がないとここは通過できないのです。
日常会話はもちろんですが、学術的な表記や専門的用語なども多様されることが多いので、しっかり英語の学習を行っておくことが必要となります。

受験資格はどのような条件があるのか

臨床心理士を目指す方に、条件があります。
一つは一般入試です。
庫場合、学士号つまり大卒であれば受験する資格があります。
社会人になってからの入試という場合、学士号を取得、大学を卒業してからなおかつ社会人経験が3年以上あれば一般受験資格として認められます。

しかしここで理解しておきたいことが一つあります。
大学院によって、という話になりますが、専門学校を卒要した人、短大を卒業した人、また、高専を卒業した人でも受験できる場合もあります。

もしも大学に入学する際、すでに臨床心理士になりたいと希望されているのであれば、こうした大学院に進める大学に入学を考える方がいいということです。
社会人入試と一般入試においては、試験に少し違いがありますので、どのように受験することがベストなのか、しっかり考えてトライする必要があります。