社会的なマナー

国際秘書は、外資系の企業で外国人役員に就く秘書のことです。
英語や、資本国の言語で秘書業務を行うため高い語学力が必要なお仕事です。

秘書業務ですから、担当する役員や社長の、スケジュールの管理や調整を行います。
出張の手配、顧客管理やアポイントメント管理などの業務があります。

時に、翻訳業務があったり、会議では同時通訳の業務があったりと大変ハードです。
日本人の常識は通用しない職業なので、ネイティブな考えを持つ方に向いている職業です。

社会的なマナーもそうですが、日本以外の文化を理解している人材でなければいけません。
社内外で多くの人と、役員との中間的立ち位置に立つこととなるので、高いコミュニケーション能力も必要です。

国際秘書になるには

国際秘書になるには、日本秘書協会が主催している、国際秘書資格(CBS資格)もしくは、世界最大のプロフェッショナル認定団体が主催している、米国公認秘書資格(CPS)どちらかを取得しておくと有利です。

秘書

独学では修得が難しい資格ですので、専門学校など秘書関連の学校で学び、秘書技能検定の資格を取得しておくことをおすすめします。

英語が堪能であり、冷静に対応できる方、そして役員との信頼関係を築くことができる方に向いている職業です。

ビジネスではグローバル化が進み、英語力で昇給や昇進の判断がされるようになりました。
英検を持っていたり、TOEICで高い点数を取っておくのも非常に有利です。

ビジネスの国際化は今後も進むと予想されているので、国際秘書が活躍する場はたくさんあります。
社内では英語を公用語にする企業も増えています。
そういった企業に就職することを考えておくと良いでしょう。

専門学校ではどんなことを習う?

国際秘書になるために、秘書関連の専門学校を考えている方も多いでしょう。
秘書関連の専門学校では、国際秘書に特化したコースを設けている学校もあります。

国際秘書はそもそも、上司の仕事をサポートするためのネイティブな秘書です。
英文でのビジネス文書の作成や、英語での取引先との電話、通訳、翻訳。
外国語を駆使した秘書業務を学びます。

海外出張もあるでしょうし、世界経済の動きや海外の文化についても学びます。
取得できる資格は多様です。

国際秘書資格、米国公認秘書資格、この2つが最も一般的な国際秘書の資格ですが、専門学校の間に秘書検定を取得される方が多いでしょう。

他にも、実用英語技能検定や国際連合公用語英語検定試験、各国の言語能力検定試験などがあります。
必要な知識と技術を身に着け、専門学校の間に就職に有利となる資格を取得しておくと、就職の際に有利です。