青年海外協力隊員

やる気があれば特別な資格は必要ない

青年海外協力隊というのは、理系や経済学系の学生がなるものというイメージがありますが、特に理系がいい、経済学を学んでいる方がいいということではなく、文系の学生でも青年海外協力隊になれます。
どうすれば青年海外協力隊になれるのか、何か特別なことをしておくこと、また特別な能力が必要なのかというと、そういったこともなく、必要だとすれば、ボランティア活動を積極的に自ら進んでできる気持ちを持っている、この精神をアピールすることが必要です。

特別な資格を必要としない職種、この職種に入るのが青年海外協力隊です。
募集要項には確かにそう書かれていますが、経験や実績、そして知識なども求められます。
教員免許を保有している、また教職課程を修了している、さらにコミュニティ活動を通し、コミュニケーション系の仕事に就いたことがある、また大学において人間科学、国際関係学など、海外で協力隊として力になれる基礎を持っているかどうか、ということが重要です。

専門性の高い知識を求められる職種

青年海外協力隊は、理系などの学生が選ばれることが多いといいます。
なぜ、理系や経済系などの学生が選ばれることが多いのかというと、専門性の高い分野で勉強を重ねているからです。

理系の中でも特に専門性が高く秀でた能力を持っている、また何かに突出した学力を持っているとなると、選ばれる可能性が出てきます。
大学でも専門性の高い分野にいる、社会人として働いてきた経験の中で、特定分野の仕事を行っていた、という方も、選ばれる要素が強いといえます。

こうした専門性の高い分野というのは、自分でコツコツと調べ物をしていかないと勉強できないということもあり、また、指導する側も限られてしまうので、努力するということが身についています。
こうした努力できる資質も、青年海外協力隊に必要な要素なのです。

英語力は必須のスキル

青年海外協力隊では海外で外国人とのコミュニケーションが取れないと、活動できません。
そのため、英語はすでに必須といえます。
そのほか、他国、英語圏ではない外国に行った際、利用できる言葉があるということは非常に大きな強みになります。
つまり、英語は基本として持っている、そのほか、第2、第3の言語を話せる能力を持っているということが、青年海外協力隊で必要なこととなりつつあるのです。

以前は英語ができればOKという感じがありましたが、派遣される場所というのは英語圏と限りません。
そのため、英語、プラスそのほかの言語ができるという要素を持って入れば、なおさら青年海外協力隊に参加できる可能性が高くなるということになります。
もちろん、英語、そのほかの言語を積極的に利用してコミュニケーションが取れるという資質も必要です。