パイロットに必要な英語力

空

最近の調べによると2019年小学生の将来なりたい職業ランキングトップ10は

  1. サッカー選手・監督
  2. 野球選手・監督
  3. 医師
  4. 会社員・事務員




    ・  

 10. 科学者・研究者 

と昔我々があこがれたパイロットは出てきません。しかし、2015年は第8位に「パイロット・航空関連」がランクインされ、やはり今でもパイロットは男の子の憧れの職業のひとつであることには変わりはないようです。

 参照≫小学生の「将来なりたい職業」ランキングトップ10

パイロットといえば、2003年『GOOD LUCK!!』(グッド ラック)というドラマでパイロット役を主演の木村拓哉さんが演じて、あこがれた世代の人も多いのではないでしょうか。

そんなパイロットとして働くにはどうすればよいのでしょうか。

パイロットになるには

旅客機のパイロットになるために、先ず下記のような航空業界の企業に就職しなければなりません。

  • ANA(全日本空輸)
  • JAL(日本航空)
  • ピーチアビエーション
  • ジェットスタージャパン
  • 春秋航空日本
  • エアアジアジャパン

そして、最終的時には国土交通大臣の技能証明を受け、指定の資格を取得しなくてはなりません。主な資格としては

  • 「事業用操縦士」
  • 「定期運送用操縦士」
  • 「自家用操縦士」

の3つがあり、操縦できる飛行機の範囲が定められています。

 参照≫パイロットになるには – 国土交通省

そういった資格を取得するには、入社してから海外で研修や訓練を行います。そこでは外国人教官による訓練が行われるため英語力が必須になります。その実力はTOIEC650点が目安といわれ、より高いレベルの英語力を持っている方が有利だと言われています。

パイロットの英語力

実際には海外研修や訓練よりも、パイロットになってから、より一層高い英語力が必要になります。パイロットは自分の判断で勝手に操縦はできません。パイロットの仕事は航空管制官との英語でのやり取りで成り立っているからです。例えば旅客機を操縦する場合、離陸・着陸で飛行場の着陸が込み合っている時には、上空〇〇フィートで着陸態勢のまま待てなど、航空管制官の英語による指示に正確に従うことが必要となります。また、緊急事態の場合即座に英語で指示を受け、理解し、行動に移すということが求められます。

アメリカに留学してパイロットを目指す

パイロットは海外で研修や訓練を受けることが多いので、学生のうちから海外に渡って航空学やパイロット技術を学ぶというのは賢い選択と言えます。日本国内では少ないのですが、アメリカの大学では、航空学を専攻する学部も数多くあり、日本人の受入制度を設けてる大学も少なくありません。

アメリカで航空学を学ぶメリット

アメリカへ留学してパイロットを目指すというのは大変だと思うかもしれませんが、国内の航空学校へ通うよりも以下のようなメリットがあります。

◇ 学費が安い

アメリカに留学して航空学を学ぶメリットとしてまず挙げられるのが経済性です。トレーニング1時間あたりの費用が日本では通常4〜5万円になるのに対し、アメリカの大学では100ドル(9500円)前後となります(ネブラスカ大学カーニー校の場合。指導料込み)。1トレーニングを行うのに日本とアメリカでは1万円以上の差がでるのです。

 参照≫航空学(パイロット)|選考解説|アメリカ留学

ネイティブな英語が学べる

また本番さながらの雑音交じりの無線交戦を行うことで、ネイティブな英語の聞き取りを学ぶこともできるようになります。パイロットになる勉強と英語の勉強を同時進行で行え、さらに実戦形式の勉強をして航空学が身につきます。海外留学をして一流のパイロットを目指してみてはいかがでしょうか。

◇ 入試が無い

アメリカの大学は入試試験というのがありません。これは航空学校の分野でも同じで、入学の合否は推薦状やTOEFL®のスコア、自己アピール作文などを総合評価で決まります。国内の防衛大学校のような超難関の試験を受けなくてよいというのはメリットでしょう。

 参照≫留学費用と奨学金 | 留学・英語のHIUCヒューマン国際大学機構

英語力が武器になる

パイロットになるにはその他にも身体適正、飛行適正、航空身体など、たくさんの壁を越えなければなりません。非常に難しい狭き門です。その第一の壁が英語力だと言ってもいいでしょう。しかし英語は言語なので若い時から慣れ親しんでいるということが最大の強みになります。そこで、パイロットになりたいと考えている人はまず学生時代から英語の勉強をしっかりとしておくことが求められます。英語力はパイロットに関わらず幅広い職種の就職や転職にも非常に有利になる事は間違いありません。

パイロットを目指すかどうか決めるのはまだ先でも、英語は早く学び始めるほどよいでしょう。