語学を活かした仕事、税関職員

税関職員というのは、海外の国からきた輸入商品、また海外の国に送る輸出商品に関わる仕事です。
荷物の権益を行ったりおかしいと思う荷物があれば、その荷物に関して持ち主に、何が入っているのか、危険性がないのか確認し、内部も一旦荷物を開けてもらい確認するなど、多種多様な仕事です。

特に必要となるのが、英語です。
そのほか、現在はグローバル化が進んでいることから、英語以外の言葉も話ができる方がいいとされています。
たとえば、最近は爆買いで有名になった中国人、また台湾や韓国など近い国から日本にやってくることもありますし、ブラジル、イタリア、アメリカ、イギリスなどの遠い国から日本にやってくる方もいます。

彼ら外国人は日本の法律を理解していませんし、持ち込んではいけないものもわかっていないという方がいます。
こうした時、悪意はなくても持ち込めないものを持ち込んだり、悪意あって商売のために、日本に通常個人が送る事の出来ないものを持ち込んでしまうことも少なくないのです。

法律に関心がある、勉強したことがある

税関は、税金の仕組みと国家同士の輸入や輸出に関する仕組み、さらに禁止事項や法律に関して、確実な知識を持っていないとなりません。
税関職員は言葉にたけているということ以上に、国の法律に精通しているということが望ましいのです。

法律は時代の変化と共に変わります。
変更となった法律や廃止された法律、中身がほんの少し付け加えられた法律など、変化は著しく起こります。
そのため、法律の最新の知識を常に記憶していくということも必要となるのです。

法律は専門用語も多く理解に苦しむ表記もあります。
法律に関して興味を持っている、法律の勉強が苦にならないということも必要でしょう。

正義感があり、犯罪は許さないという気持ちが必要

持ってきてはいけない、入れてはいけないというものを持ち込んだ場合、どの国でも罰則がありますし、没収されます。
その方にとって本当に大切なものであっても行けないものはいけない、情を入れては仕事ができないのです。
たとえ、それがお父さんの形見といっても刀剣など武器となるようなものは持ち込めませんし、生ものなども税関を通過できない事があります。

これはいけない事、これは大丈夫と、白黒をはっきりつけられる勇気ある人、正義感が強く、誰かに流されることなく、公正な判断ができる人、こうした性格も税務職員に必要なことです。
時に麻薬や偽造貨幣などに関わることも多い税関職員は、正義の目を持って、しっかり犯罪を見抜く力というのも必要となるのです。
緊張感を持って、国の代表として危険なものを持ち込ませないという気持ちを持って職務につける人が望ましいといえます。